鷲尾レポート

  • 2024.01.09

2024年1月初頭のご挨拶

新年早々は、能登半島地震や羽田空港滑走路での航空機衝突など、大変な年の始まりでした。

翻って、我が人生のこれからも、余り良い見通しを立てられません。

歳取って、社会から一応引退した、そんな時に物価が上がり始め、其れを補填しようにも、自らの所得の源泉を断ってしまっている。せめて銀行預金に金利でもついていればと悔やんでみても、世界に冠たるマイナス金利を何時までも続けている当局の下では、そんな期待も唯々むなしく、弱った年寄りに「今こそ貯蓄よりは投資だ」と、世間がこぞって旗を振る。それでも一部銀行が個人貯金に目を向けると、金融庁がすかさず其れをチェックする。本日のファイナンシャル・タイムズに、世界の銀行は今、大量の人減らしを迫られている、と書いてありましたが、金融機関が貯蓄取り込み努力を止めるようでは、そんな大波は日本の銀行にもきっと来るでしょう。

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